プロが教える作曲の方法(初心者におすすめ!)

作曲の方法を説明する為にピアノを弾く人

作曲の方法(初心者におすすめの作曲法とは?)

0から始める作曲法(メロ先)

このページではこれから作曲を始めようとしている方、
思う様に曲が書けない…とお悩みの方に向けて
鼻歌から作る作曲法(作曲の仕方)を実戦的なやり方で紹介します。

なお、当ページの内容には音取りやコード付けが含まれるので、
ギターや鍵盤、パソコンの音楽制作ソフトなどをご用意下さい。

・はじめに

高度な理論を駆使して作られた楽曲でも、
結局はふと思い付くメロディが一番重要な物だったりします。
ここから、メロ先と言われる鼻歌などのメロディのアイディアを
一曲に仕上げる手順を4つのステップで紹介します。

・1st step ”メモを取る”

いきなり音楽理論とは関係ない話ですが、
メロディを思い付いたら即座に録音しましょう。
携帯電話でもパソコンでも聞き返せれば何でも構いません。
最初は聞き返すのに照れが有ると思いますが、
この作業を日常的にするだけでも
書ける曲の量や作曲に対する意識に違いが出てきます。

注意点は、たとえ楽器が得意な人でも、
合うコード探しなどの他の作業を絶対に混ぜないこと。
サビを鼻歌で録ろうとした時に、
自然に2番に行く流れでAメロBメロが出る事も良く有ります。
とにかくアイディアを録り逃がさない態勢を大事に。

・2nd step ”曲の鍵は『キー』”

”キー”というのは日本語では”調”と呼ばれるもの。
ハ長調とかト長調という言葉をご存じの方は多いと思います。
これは、
”ドレミファソラシドがどれ位の音の高さから始まっているか”
を示しています。

メモを聞きながら、出てきたメロディを
ピアノやギター、音楽制作ソフトなどで音を拾い再現してみましょう。
メロディが拾えたら、使われている音と、その間の音を探して繋げると
”ドレミファソラシド”に聞こえる音の並びが見つかる筈です。
この時のドに聞こえた音が、出てきたメロディのキーの音になります。

この時、例えばレの音が耳ではドに聞こえてしまう様な
現象が起きると思いますが、全く問題有りません。
カラオケでキーを上下しても歌メロが追える様に、
”ドレミファソラシド”に聞こえれば開始する音がどの音でも構わないのです。

最初は苦戦するかもしれませんが、
音感のトレーニングにもなるので頑張ってみて下さい。

・3rd step ”いよいよコード付け、その前に…”

メロディもキーも判ったので、
いよいよコード付け…といきたいのですが、
メロディと違いポピュラー音楽のコードは英語で書かれています。
ですので、先にキーの音を英語に読み換える作業をしましょう。

”ドレミファソラシド”は英語で書くと”CDEFGABC”となります。
先ほど見つけたドキーの音が英語に変換出来ましたか?
もし、ド(C)とレ(D)の間だったりして該当する英語が無かった場合、
思い切ってどちらかに寄せてしまいましょう。
同様に、もしキーの音がシ(B)だった場合は、
ド(C)に寄せてしまいます。

無事に読み替え作業が済めば、
CDEFGA、6つの内のいずれかでキーが確定したと思います。
実際には更に6つのキーが存在するのですが、
コードを弾く際に混乱が起きやすいため
ここでは扱いやすい6つのキーに絞っています。

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・4th step ”4コードでも、確かな満足”

キーが英語で判れば、コード付けに入ります。
ここでは極力シンプルな方法を紹介しますので、
より詳しく知りたい方は当サイト内の「作曲の基本」をお読み下さい。

まず、それぞれの楽器ごとのコード表を手元に用意しましょう。
出てきたメロディのキーがCだった場合で解説すると、
使うコードはCとFとGとAm、この4つだけです。
それぞれのコードのキャラクターは、
C=明るく、さわやかに落ち着いている。F=フワッとして落ち着きが無い。
G=勢いと盛り上がりが有る。Am=暗く、切なく落ち着いている。
こんな感じになっています。

それぞれのキーごとのコードを記載しておきます。
行の先頭がキーの音になります。

C – F – G – Am
D – G – A – Bm
E – A – B – C#m
F – Bb- C – Dm
G – C – D – Em
A – D – E – F#m

この4コードはコードの基本中の基本。
名曲と言われる曲の中にも、4コードのみの曲は大量にあります。
色々と順番を組み替えながらメロディに合うコードを探してみて下さい。
組み合わせにルールは無いので、しっくり来るまで、じっくりと。

後はメロディに合ったリズムを考えながら
Aメロ、Bメロ、サビとセクションを繋げていきましょう。

・最後に

4つのステップでの作曲法はお役に立ちましたか?
ここでは基礎的な内容に絞ったので
物足りない部分、今後物足りなくなる部分も多いかと思います。
その際には当サイト内の作曲関連の他の記事にも是非目を通してみて下さい。

また、行き詰った時にはプロの力を借りるのも一つの手です。
コード付けや伴奏のアレンジ、コーラス、録音など、
楽曲のレベルアップの手助けになるのは間違いないですから。
その際には是非、弊社をご利用頂ければ幸いです。

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