プロがおすすめモニタースピーカー10選《厳選比較》

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音楽制作用おすすめモニタースピーカー10選《プロが厳選比較》

音楽制作ソフト、マイクなどのレコーディング機器が進歩し、またコンパクトになり安価になって入手しやすくなったことにより、いまやだれもがDTM(DAW)による音楽制作の環境を揃え、オリジナルの楽曲制作やアレンジを楽しむことができるようになりました。
そして、質の点でも、プロのスタジオで制作されたかのようなハイクオリティな音楽を自宅作業(いわゆる「宅録」)で作り込むことも不可能ではなくなってきました。

あなたの作った「音」は、どう聞こえる?

そんななか、表現したい音楽にさらに磨きをかけるために是非こだわってみたいのが、「モニタリング環境」です。

とくに、各パートのバランスや定位・周波数域の調整・音色作りを行いステレオ化するミックスダウン作業、および、楽曲の最終的な完成度を確認しつつ行うマスタリング作業において、適切な環境でのモニタリングは必要不可欠です。

モニタリング環境の善し悪しは、表現したいことがきちんと表現できているか、あなたの作った「音」が実際どのように聞こえるのか、まさに本質的な部分に決定的な影響を与えると言っても過言ではありません。
もしあなたが、これまで音楽制作をヘッドホンやイヤホンだけによるモニタリングで済ませてきたのなら、あなたの「音」にさらなるブラッシュアップをかけてくれるのは、モニタースピーカーです。
ヘッドホンやイヤホンでは確認できない全体の奥行きや幅、ステレオの感覚が、解像度の良いモニタースピーカーを使うことで確認できるようになります。

ここでは、入手しやすく且つ実用的なモニタースピーカーをピックアップしてみました。あなたが表現したい音楽にフィットするスピーカーを見つけるヒントにしてください。

今回は、レコーディングスタジオではなく自宅で利用する想定のラインナップで、アンプの要らないパワードモニタースピーカーに絞ってってオススメを厳選。

低価格帯モニタースピーカー(1万円〜5万円程)

■ JBL プロフェッショナル 104-BT-Y3

低価格でもクオリティー重視、クリアな音質。
素晴らしいコストパフォーマンス。
パワードだがやや低出力な為、自宅作業環境やサブモニター等向き。

■ BEHRINGER B2030A

低価格帯ながら、低音の再生能力や解像度の高い音質が魅力。エレクトロニカからポップスまで幅広いジャンルに対応したエントリーモデル。
一方、広がりのあるサウンドには若干不向きである印象。

■ MACKIE CR3

最適なサウンドを作り出すためにプロフェッショナルグレードのパーツを採用。
クリーンで明瞭度の高いステレオサウンドを実現。高い明瞭度とスムースな低域。
珍しい機能として、左・右どちらでも使用出来るスイッチがついている為、電源環境によってフレキシブルな配置を行う事が可能。

■ YAMAHA パワードスタジオモニター HS5

原音忠実、「ミックスにおける音色や音像定位の微細な変化を厳密に再現できること」をコンセプトとした開発がされている。
マルチオーディオ(5.1ch等)にも適しており、様々な音場で活躍出来るスピーカー。

中価格帯モニタースピーカー(5万円〜10万円程)

■ YAMAHA MSP5 STUDIO

安価で自宅などのパーソナルユースでありながらプロフェッショナルクオリティーのヤマハのスタジオモニター。
ツイーターに採用されているのは、音の立ち上がりが良く、分解能・耐久性に優れたチタンドーム。濁りや歪みのないクリアでダイナミックレンジの広い再生が可能。
ミックスにも適しており、フラットな音質チェックに最適。
一方低音の出力に弱く、別個低音の出るスピーカーが無いと思わず低域を出しすぎてしまう事も。

■ GENELEC 8010APM

何と言っても特筆すべきはその小ささ。デスクを選ばないサイズでありながら、出力・音質共に非常に優れたスピーカー。
他のGENELECスピーカーと比べると価格も安く、GENELECスピーカーのクオリティを試すにはオススメ。

■ Monky Banana Turbo5

Turbo4〜8まである中の中間。数字が上がる程レンジが広くなる。(サイズ・価格も向上)
その中でもデスクでの作業を想定した際に一番バランスが良い、という事からTurbo5を選定。ミックスやマスタリングに使用しやすい出音は勿論、この価格帯でデジタル入力が可能であったりと昨今のスタジオ利用環境には嬉しい仕様。

高価格帯モニタースピーカー(10万円〜)

■ NEUMANN KH120A

Octave music でも非常に使用頻度の高いノイマンスピーカー。
迫力のある低音と、心地良い広がりで制作モニタリングからミックスまで幅広く使用可能。
内蔵イコライザーの効きが良く、制作環境に合わせたモニタリング設定が出来る。

■ GENELEC 8050PM

中価格帯で紹介したGENELECのフラッグシップモデル。さすがGENELECといった作りで、レンジの広い、非常に良い音質でモニタリングが出来る。
内部ドライバユニットのデジタル処理が秀逸な為、どの音域でも最適な処理を求めやすい。特にマスタリングに向いている印象。

■ EVE AUDIO SC408

高出力・高音質で、「スピーカーが原因となる制作の躓き」が一切なくなるスピーカー。
どの音域でもスピーカーが原因となる歪みが無く、出したい音や確認したい音に関わるネガティブな要素が一切ありません。
ただし、かなり大きく高い為コントロールルームのメインスピーカーとしての使用がメインとなります。左右・中央で縦横いずれにも配置する事が出来るので、今後スタジオを作る予定だったりスピーカーの入れ替えを検討している制作会社さんやレコーディング・スタジオさんには是非オススメをしたいスピーカー。

いかがでしたか?
これらのモニタースピーカーは、あなたのスタジオワーク、DTM・DAW宅録環境をさらにクオリティアップしてくれるでしょう。

参考までに、プロのスタジオでは、モニタースピーカーを複数セット用意して、それらを切り替えながら音を作り込んでいくことが常識となっています。
事情が許すのなら、方向性の違うモニタースピーカーをチョイスして揃えてみるのもいいかもしれません。