初心者の為のドラムセットの選び方(プロがおすすめ!)
ドラムという楽器をはじめるにあたって、そして自分の楽器(ドラムセット)を用意するにあたって、まず間違いなく問題になるのは、「音」と「場所」です。
ご存知のとおり、ドラムはとても大きな音が鳴る楽器。しかも打楽器ですから、初心者のうちはとくに、「耳障り」と言われても仕方がない練習をしなければなりません。
そして、ドラムセットを揃えるとすれば、最低限必要な基本的なセットを組んだ場合でも、2~3畳くらいのスペースは確実にとります。
この日本の住宅事情で、生のドラムセットを使って気兼ねなく練習ができる環境を整えるのは、なかなか難しいのが実情です。
ここではそのような状況を踏まえて、上達に合わせた楽器選びができるよう「初心者の為のドラムセットの選び方」というテーマのもとに考えてみます。
おすすめドラム練習台、トレーニングパッド
ドラム入門用の教本によく書かれている練習法として、雑誌や練習台をスティックで叩く練習があります。練習台やパッドは、いくつかのメーカーから市販されていますし、とくべつ高価なものでもありませんので、まずはここからスタートしてもよいと思います。
入門教本を参考に、これでストロークの練習をきわめてみましょう。
YAMAHA ヤマハ トレーニングパット 8インチ(スタンド付) TS01S
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EVANS エヴァンス 練習用パッド 7″ Apprentice Beginner Practice Pad ARF7GM
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Pearl トレーニングパッド スタンド付 TP-6
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JUG / ジャグ JTR201
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そしていよいよ「本物」のドラムの購入を考えるようになった場合、ここでふたつの選択肢があります。「パーツごとの購入」と「セットの購入」です。
パーツごとの購入
ストロークの基本を習得したところでさっそくドラムセットの購入に踏み切るのを、無謀だとは言いませんが、この段階でおすすめするのは「パーツごとの購入」です。
ドラムセットを構成する楽器をひとつずつ買い揃えていくというわけです。
まず揃えるのは、スネアドラム。そして、フットペダル。
このふたつのパーツは、練習スタジオに置いてあるドラムセットにはあらかじめセッティングされていないことが多く、ドラマーが各自の楽器を持参して使うことを前提にしている場合もあります。また、スタジオ内でレンタル料を払ってレンタルできることも多いので、まずはスタジオにあるものを使ってみて、その感触やドラム専門雑誌の情報を購入のヒントにしてみるのもよいかもしれません。
それから、シンバル、バスドラム、タムといった具合にパーツを揃えていくことになります。
しかし、現実的に考えて、スタジオでの練習やライブハウスでのライブに自分のドラムセットをそっくりそのまま持って行ってセッティングすることはほぼありません。ですから、実際はスネアとフットペダルのふたつをそろえれば、収納や音の問題でフルセットのドラムを揃えられないとしても、練習スタジオでの練習と自宅での練習を併用する考え方で、それなりの練習はじゅうぶんにできると思います。
ドラムセットの購入
もしも「音の問題」「場所の問題」が解決しているのなら、いきなりセットで購入することも可能です。
雑誌等の広告に載っている激安ドラムセットは、まず選択肢から外しましょう。
そして、「セット」とひとことに言ってもその内容は自分がやりたい音楽のジャンルによって変わります。ロックがやりたいのか、ポップスか、あるいはジャズか。楽器店の店員さんに相談しましょう。また、雑誌などでも情報収集をしてみましょう。
また、予算が限られている場合は、前述の「スネアドラム」と「フットペダル」だけはこだわりましょう。やはりこのふたつは妥協できない要素だからです。
参考までに、パール、ヤマハ、タマといった有名メーカーが「初心者向け」のセットを販売していますが、品質に大差はありません。予算に余裕があるなら「中級」のモデルを検討してみるのもよいかもしれません。
なお、電子ドラムつまりエレキドラムですが、やはりあるていどの練習にはなりますが、生ドラムとは違う楽器だというくらいのつもりでいるのがよいと思います。電子ドラムを購入して練習するのであれば、たまにスタジオで生ドラムを練習する時間も大事にしてください。